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エクスプレスプロジェクトのアイデアはどのようにつくられたか?
第一に、イギリス及びヨーロッパの国々においては、これまで人生の成功、不成功を決める上でIQ(知能指数)が重要な要素だと考えられてきた。ところが近年、イギリスの教育界では、EQ(感情的指数)が成功の重要な決定要素で、特に学校での教育効果を上げる重要な要素であるとの認識が高まってきた。
二つ目は、イギリス政府は社会や学校における反社会的行動を特に憂慮しており、このような行動は感情の管理がうまく行われていないことに起因していると考えている。
これら若者は、人間関係を作る基礎的技術を持たず、又明確な思考能力を持たず、ただテストの為だけに学んだ情報を実社会でも繰り返し使うだけで、問題解決のための創造性をもたない現実が、特にビジネス業界の多くの人により指摘されている。
エクスプレスプロジェクトは、学校において感情的ストレスを減らしながら、パフォーマンスの内容を、エキサイティングで豊かなものにするよう、きめ細かい内容でデザインされている。
このプロジェクトのスタートに何故イギリスのサザンプトンを選んだのか?
サザンプトン市は、イギリスでも感情的不適応の研究における先駆者的権威を持ち、感情的不適応を文盲と同様に重要な位置付けをしているからである。
これだけ大きなプロジェクトの実行に当ってサザンプトン市教育委員会をどのように説得したのか?
彼らは感情的不適応の教育上の重要性を既に認識済みだったので、この問題解決のため我々に何が出来るかについての詳細を教育の専門家に説明し、理解を求めることはそれ程難しいことではなかった。彼らへの説明で、エクスプレスプロジェクトが、この地域で彼らが行ってきたこれまでのプロジェクトよりも高度に洗練されたプログラムで、実際のプロジェクト推進を担う我々チームの構成員の資質から考えても、求める結果を生み出すだろうとの自信を持ってもらうことが出来た。
プロジェクト開始から今日までどのような進捗を見たか?
近隣の学校との共同のパイロットワーク(予備作業)の段階で、通常は難しい先生の就業の安全性が増し、先生募集に対する反応も既に改善を見せており、生徒の学業成績も上がってきている。2003年9月にサザンプトン市でプロジェクトを開始して以来、学校内での職員と生徒の行動とモラルが著しく向上した。学業成績への影響を最終決定するには未だ時間が必要であるが、今年の夏には最初の調査結果が出るものと思われる。同時にプロジェクトのこれからの3年間の実際の効果を追跡調査する為、その任務追行を担当する大学院の博士課程の学生を選任する予定である。
最初のスケジュールとおりにすべて事は運ばれているか?
おおむね運んでいる。
これまでどのような問題に直面したか?
資金集めが一番大きな問題である。
それらは予想されていたことか?
予想していた。イギリスでは教育予算が少なく、資金集めのためには出資者を説得できるデータを集めなければならない。ということは、現実的には少ない予算でスタートし、プロジェクト効果をあげながら安定して資金を積み上げていかなければならない。各学校のイニシアティブもまた必要である。
サザンプトン教育委員会とバークレイダグラス会社は、その果たす機能とかかわる人間の数においてどのように協力し合っているのか?
現在、サザンプトン教育委員会はカーディアック コヒーレンス社との契約の基に、同社にプロジェクト運営を委託している。サザンプトン市の教育委員長が後ろ盾になって、教育委員会の日常業務は、コーディネーターとその下の数人でこなしている。今後、プロジェクトの進行と共に、それに関わる人間の数も急速に増やすことになる。
出典資料:Biocom社


