
セル・エクササイズを行うことこそが、秋吉耕佑選手復活の唯一のトレーニング

2012年の春、悲劇が起こりました。
現役トップレーシングライダー秋吉耕佑選手がテスト走行中に転倒してドクターヘリで緊急搬送 かなりの重傷との報告でした。
独協医大での精密検査で左大腿骨頸部骨折人工骨頭置換術も・・・
小林弘幸教授の計らいで、直ちに順天堂大学医学部整形外科チームに手術を依頼し世界最高レベルの治療を受ける機会に恵まれました。
しかし、1か月半弱の入院生活、過酷なリハビリ・・・
今季のレースは絶望的でした。

照準を体力的に過酷なレースで有名な 鈴鹿8時間耐久ロードレースに絞りました。この過酷なレースを復帰レースと決め目標を持って骨折の治療とリハビリ、そして絶対に優勝するためのトレーニングを行うことを話し合って決めました。
勿論、通常のリハビリやトレーニングでは優勝どころか出場も間に合いません。
1か月半、寝たきりに近い状態になって、わずか2-3か月でトップアスリートの筋力や内臓機能が完全に回復することは残念ながらありません。
唯一の手段は自律神経アプローチのトレーニング
出場する以上、絶対優勝して2連覇する。王者としての誇りを保つために導入した、セル・エクササイズ。
これまでのリハビリやトレーニングの医学的常識を覆すトレーニング「セル・エクササイズ」をアレンジして毎日、病室で行ってもらいました。
驚異的な回復で7月27,28,29日に行われた鈴鹿8時間耐久ロードレースが復帰第1戦となります。
灼熱の炎天下、1時間の究極のノンストップライディングを4回行わなければなりません。
転倒しないで最速290キロのマシーンをコントロールする集中力。多量の脱水でも意識をコントロールする精神力。腰や前腕への過酷な負担。
秋吉耕佑にとって、筋力・内臓機能も完全復活していない状況でも勝算はありました。

予選は力をセーブして4位。ペアライダーもテストを行わない状態でぶっつけ本番。
しかし、ライダーをサポートする体制は、メディカル、テクニカルは世界最高レベルの布陣です。

マシーンが予想以上にコントロールできない中、ダントツの優勝を満身創痍になりながら果たしました。
ライバルチームのライダーは焦りや気負いで転倒続出の中、リラックスして集中力を保つことができました。
メディカルスタッフ、テクニカルスタッフのチームワークも最高でした!
転倒で優勝を逃し3位だった2009年のリベンジを同じペアでリベンジすることができました。
秋吉耕佑選手(F.C.C. TSR Honda)2連覇達成!!
決勝レース結果Top 3
1位 F.C.C. TSR Honda(J・レイ/秋吉耕佑/岡田忠之組)
2位 TOHO Racing with MORIWAKI(山口辰也/高橋裕紀/手島雄介組)
3位 YAMAHA FRANCE GMT94 MICHELIN YAMALUBE(D・チェカ/K・フォーレイ組)


