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体の不調は「浅い呼吸」と密接に関わると考えられる 

体の不調は「浅い呼吸」と密接に関わると考えられる

体と心にまつわるさまざまな不調に関係するといわれる「浅い呼吸」。呼吸のメカニズムをひもとくと、その理由が分かります。 

肺は、肋骨で囲まれた籠のような骨格『胸郭(きょうかく)』に包まれています。この胸郭が膨らんだり、縮んだりすることで肺は伸び縮みし、呼吸が行われます。呼吸が浅い人は、この胸郭があまり膨らまないことがわかっています。 

猫背で、胸郭が下向きになっていると、胸郭がうまく持ち上がらず、しっかり膨らませられません。また、そういった姿勢が続くと、徐々に胸郭が膨らみにくくなります。 

この胸郭の動きには、「呼吸筋」が関わっています。浅い呼吸だと、胸郭の動きと連動する腹筋群や肋間筋(ろっかんきん)をはじめ、僧帽筋(そうぼうきん)といった体幹部の筋肉がしっかり使えていない状態が続きます。これらのことから、呼吸は、姿勢の崩れや、首・肩の凝り、さらには代謝の低下などにも密接に関わると考えられます。 

さらに、浅い呼吸は、心にも影響します。呼吸のリズムと、脳の情動に関わる“扁桃体(へんとうたい)”の活動が密接だと分かっています。このことから呼吸が早いと、それだけ不安や緊張につながりやすくなります。 

末武 信宏Nobuhiro Suetake

医師・医学博士
さかえクリニック院長
第88回日本美容外科学会会長
日本美容外科学会認定専門医
順天堂大学医学部病院管理学非常勤講師
一般社団法人 先端医科学ウェルネスアカデミー副代表理事
一般社団法人 日本美容内科学会理事
サイエンス・アーティスト

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