
サザンプトン市教育委員会は、市内の87校の学生を対象に、読み書き能力、計算能力、コンピューター操作能力と同様に、感情的知識(感情の健康管理)を高める為の技術向上に努めることを決意した。
コンテンツ
- 1 背景
- 2 成功の為の鍵
- 3 趣旨と内容
- 3.1 1. 教育訓練計画とミーティング
- 3.2 2. 第1回研修日:環境づくり
- 3.3 3.. 大人の為のエントレイナー(バイオフィードバック ソフトウエア)の設置
- 3.4 (4.補習セッション)
- 3.5 5. 放課後セッション
- 3.6 6. インターナルチャンピオンのマンツーマン訓練
- 3.7 7. EQ核グループの確立
- 3.8 (8. EQライブラリー)
- 3.9 9. 第2回研修日:訓練実施
- 3.10 10. 隔週放課後訓練セッション
- 3.11 11. クラス全部にエントレイナー設置
- 3.12 12. 子供達の為のエントレイナー訓練
- 3.13 13. コミュニティー・アウトリーチ・プログラムと両親の訓練の夕べ
- 3.14 14. ウエブサイトによるサポート
- 3.15 15. データ管理
- 3.16 16. メディア管理
- 4 インフラと時間フレーム
- 5 まとめ
背景
サザンプトン市教育委員会は、市内の87校の学生を対象に、読み書き能力、計算能力、コンピューター操作能力と同様に、感情的知識(感情の健康管理)を高める為の技術向上に努めることを決意した。 以下は、その決意を実行に移すための計画書の概要である。
この計画書は、特にどのようにして87校の生徒及び教職員全ての感情的知識水準を高める事ができるか、そして、その為の技術をどのようにして周辺地域に広げていく事ができるかを概説している。
この計画書はプロジェクト成功の為のガイダンスであり、以下の内容から成り立っている。
- 成功の為の鍵
- 結果をもたらす実行内容
- プログラム サポートの為のインフラと時間的フレーム
- プロジェクト費用
- 成果の量的評価
プログラムは、サザンプトン市教育委員会とバークレイダグラス合資会社の共同作業の結果できたもので、感情的知識の分野における広範囲にわたっての理論的、科学的、且つ実際的な内容が含まれている。我々はこれまで、感情的知識とパーフォマンス改善の為の実際的且つ効果的戦略を実行する事により数多くの人達を助け、世界中で大小を問わず多くの組織を支援してきた。このプログラム名をエクスプレスと呼ぶ理由は、英語の“学校における感情的ストレスを減らし、学習成果をエクサイティングに促進する”のそれぞれの頭文字から考えたものである。
成功の為の鍵
このプログラムが、約束どおり成功裡に実施できるか、もしくは実際には真の改善が出来ない単なる良いアイデアに終わるかを決めるいくつかの重要な要素がある。 このプログラム実施に当たって、これ等の重要な要素に十分な注意が払われなければ、求める結果を生み出せるかどうか極めて疑わしい。 この成功の為の鍵について以下に述べる。
・動機
サザンプトン市教育委員会自身が、詳細に渡り注意深く検討されたアクションプランの実行についての強い熱意を持つ事が重要であり、同時に、この熱意はこのプログラムを実行する上で直面する様々の障害の中でも継続されなければならない。
・人
このプログラムを推進するキーパーソンは、人間の感情的知識の分野における経験豊かな教育者でなければならない。 またキーパーソンは、感情的知識を高める為にプログラム内容を実施するだけでなく、チームを率い、自らが教える内容を実践し、常に皆の見本とならなければならない。 このような資質は、サザンプトン市のそれぞれの学校区で既に動き始めているこの種の活動を有機的に結びつけ、統合する上で不可欠なものである。
・内容
一人一人が異なった感情的知識を持っている子供から大人までの、幅広い世代にわたる感情的知識を高めるには、質の高いプログラム内容が要求される。 ゲームや介入を含めた様々な活動内容が、熟慮・検討された資料と共に用意されなければならない。 このような内容の多様性は再現性を持ち、全ての学校に適用できるプログラムに結合していかなければならない。
・科学的評価
このプログラムが全国的な教育政策としての影響力を持ち、最善の教育モデルとして認められる為には、内容豊かな科学的評価の対象とならなければならない。 プログラムの効果を立証する為のデータ収集には、地域の大学の協力が必要である。 プログラムの中心に、多くの個人や複数の変数を対象にした大規模な研究を推進していける経験ある科学者がどうしても必要である。
趣旨と内容
この項では、どのようにして感情的知識がクラスルームで形成されていくかを明確にする。大切な事は、先生にもスタッフにも、感情的知識水準を高める為の実行プログラムについてこれまで学校で学んだ概念よりも更に深い理解を求め、これ等がどのようにして長期的に持続できるかを理解してもらう事である。 エクスプレス プロジェクトは、その実行に多くの困難が伴っても、成功の為の鍵を心に明記し以下のレシピに従って努力すれば、スタッフや子供達の生活の中で感情的知識開発の為に必要な技術が継続的に習得でき、最終的に感情的知識の開発技術を学校区全体に浸透させる事ができる。
87校全てに対してひとつのまとまったプログラムを実行するには、内容豊かでしかも柔軟性を持った、それぞれの学校区の多種にわたるニーズや要求に十分に応える事のできる再現性のあるレシピが必要である。 この項では、それぞれの学校で必要な訓練とサポートの為のレシピの概略と、同時に訓練の特別の内容についてその詳細を述べる。 最初に1校を対象にしたレシピについて述べ、インフラの項で、このレシピをどのようにしてサザンプトン市当局内の5つの学校区にわたって再現し、拡大する事ができるかについて述べる。
■エクスプレスレシピ
| 1 | 教育訓練計画とミーティング |
|---|---|
| 2. | 第1回研修日:プロセス開始 |
| 3. | 大人の為のエントレイナー(バイオフィードバック ソフトウエア)設置 |
| 4. | (補習セッション) |
| 5. | 放課後セッション |
| 6. | インターナルチャンピオンのマンツーマン訓練 |
| 7. | EQ核グループの確立 |
| 8. | (EQライブラリー) |
| 9. | 第2回研修日:訓練実施 |
| 10. | 隔週放課後訓練セッション |
| 11. | クラス全部にエントレイナー設置 |
| 12. | 子供の為のエントレイナー訓練 |
| 13. | コミュニティー・アウトリーチ(地域社会での裾野拡張)プログラムと両親の訓練の夕べ |
| 14. | ウエブサイトによるサポート |
| 15. | データ管理 |
| 16. | メディア管理 |
1. 教育訓練計画とミーティング
それぞれの学校でエクスプレス プロジェクトが開始される前に2回のミーティングが持たれ、そこで校長及び副校長により、どのようにしてプログラムが実施され、モニターされるかの説明が行われる。 そこでは、学校がこれ迄の経験から既に持っているデータを評価の段階でどのように利用する事ができるかについての議論も行われる。 大切な事は、学校が既に行っているこの種の活動をエクスプレス プロジェクトにどのように統合する事ができ、その結果全体的により良い結果を生み出す為の強力なプログラムをつくりだす事ができるかどうかである。
2. 第1回研修日:環境づくり
教師、補助教師、理事長、守衛、用務員、スタッフ、栄養士、調理員等、学校の活動に関わる大人全員が、プロジェクト開始のこの日に参加する事が望まれる。 この日が、各学校において感情の健康管理の為の新しい環境づくりの為のプロセス開始となる。
第1回研修日の目的:
- エクスプレス プロジェクト全体の説明。
- 感情の生理学的側面と、それがどのようにして感情的知識に影響を与えるかについての科学的理解を深める。
- 感情的知識がどのようにして教育環境や行動基準や学習効果に影響を与えるかについての理解を深める。
- ストレスの多い状況下での感情の誤った対応がどのようにして脳機能を停止させるか、それを防ぐにはどうしたらよいかを学ぶ。
- スタッフの問題解決能力を高める為、スタッフ一人一人が異なるレベルの感情的知識を経験できるよう多くの機会を与える。
- スタッフが感情的知識を高める技術を身につけ、他の人達の見本となれるようサポートする。
- エントレイナー ソフトウエアの取り扱い方法を学び、健全な精神状態をつくりだせるようにする。
- スタッフに対し、個人で実行するプログラムを明確に説明し、実行の為の技術的デモを行う。 スタッフは次の研修日までにそれらを実行できるよう、感情管理改善の為の実行可能な個人的訓練計画を立てる。
3.. 大人の為のエントレイナー(バイオフィードバック ソフトウエア)の設置
第1回研修日に続いて、校長室、職員室を含む学校の全てのコンピューターにエントレイナーが購入・設置される。
エントレイナー設置の目的
- 第1回研修日に学んだ技術を練習し、それを評価する。
- インターネットを通じ、エクスプレス プロジェクト サポートチームとのコミュニケーションポイントとなる。
- スタッフ全員と学校全体の生理学的データ記録をつくり(厳重な秘守と匿名が必要)、これがプログラムの効果を査定する重要な部分となる。
(4.補習セッション)
5. 放課後セッション
各学校で最低3回の放課後セッションが持たれ、これには教育、学校運営に関わる全ての人達の参加が望まれる。 これは、小さなグループに分かれ1時間半のミーティングとなる。 個々の学校の進捗状況により、時にはより多くの放課後セッションが必要となるかもしれない。 これ等のミーティングは、感情的知識を高める訓練を継続して実行し、改善結果を維持し、その技術を自分のものにする為に重要である。
放課後セッションの目的
- スタッフに、彼ら自身が学んだ技術を実行する上での色々な質問や、家庭や職場で直面する問題について話す機会を与える。
- スタッフは、感情的知識を高める為の技術についてより深い教育を受けると共に、グループ内の個々人のニーズに応じて適切な情報が与えられる。
- プログラム実行進捗状況と問題点を、クラスルームの状況と教育環境の点から検討する。
6. インターナルチャンピオンのマンツーマン訓練
各学校ごとに最低3人のインターナルチャンピオンをつくる。 これは教育環境を変えていく上で非常に重要であり、そのうちの一人は校長がなる。 校長がインターナルチャンピオンの役割を果たすのは、トップからのリーダーシップが無ければ、学校でのプログラム効果が著しく軽減する為非常に重要である。 インターナルチャンピオンは、1時間のマンツーマン訓練を最低3回受ける。 この3回の訓練の後、チャンピオンはプログラム終了までに最低1回のフォローアップセッションを受ける。
マンツーマン訓練の目的
- チャンピオンは、感情的知識分野の全体に渡って深い理解を持つようにならなければならない。
- チャンピオンは、コーチによる指導と学んだ技術の反復練習を通じて、自らが感情的知識実践の輝ける見本となる。
- チャンピオンは、先生やスタッフのプログラム実行の意欲を高め、意欲が薄れてきたら再度高める方法を学ぶ。
- チャンピオンは、地域社会でのエントレイナーのエクスパートとなる。
- チャンピオンは先生個々人の固有の能力をサポートし伸ばす事を学ぶ。
- チャンピオンは、感情的知識を高める為の新しい戦略と道具を開発する。
- チャンピオンは、感情的知識エクスパートグループ(EQグループ)を如何につくりあげていくかを学ぶ。
7. EQ核グループの確立
各学校のインターナルチャンピオン(3人から4人)の役割の一部は、各学校内に感情的知識エクスパートグループ(EQグループ)を確立する事である。 インターナルチャンピオンは、EQグループ推進の為の特別追加訓練を受け、学校内で進行中のプログラムの維持や訓練継続の為の資料やカリキュラムが与えられる。 インターナルチャンピオンは、学校とエクスプレス プロジェクトをサポートするチームとの間のコミュニケーション上の非常に重要な鍵となる。 EQグループは、学校及び地域社会に感情的知識を高める技術を広めていく上で重要な役割を担う。
EQグループの役割
- 学校及び地域社会にEQ文化をつくり出す。
- 学校内のスタッフの感情的知識水準を継続的に高める。
- 学校内で発生した感情的・行動的問題解決の為に中心となって行動する。
(8. EQライブラリー)
9. 第2回研修日:訓練実施
第2回目の研修は、第1回研修日より6週間以内に行う。 この研修会では、第1回研修会や放課後セッションで十分にカバーできなかった一般的課題や問題について答える。 同時に、スタッフがこれまで学び、開発した感情的知識向上の為の技術を、どのようにクラスの子供たちに実施していくかに焦点を当てる。 これ等の技術は、ゲーム、プロセス、筆記練習、美術プロジェクト、体育活動及びテクニック等学校の授業科目に取り入れられる形で教えられる。 先生方は、自らグループに参加し、テクニックやゲームを実践する事でこれらの技術を学び、それによってプロジェクト資料の理論的内容をより理解できるようになる。 学んだ技術の実行計画を練る為の、時間とサポートが与えられる。
第2回研修日の目的
- この日は、第1回研修日に学んだ事を更に強化し、感情と学習の生理学的知識を深める。
- スタッフは感情管理能力を高める為のより多くの技術と、これらの技術を職場や家庭で実践する方法を学ぶ。
- スタッフは、クラスの感情的知識水準を高める為、それぞれの年齢に応じた実用的な連続もののゲームを使って子供達との遊び方を学ぶ。
- 朝一番、昼の休憩後、放課後等の大切な時間帯に実行すべき感情管理技術についての実際的なヒントが与えられる。
- スタッフは、子供達に対し彼らが持つ感情に名前を付けさせ、それらを基に年齢に応じた適切な感情単語集のつくり方を学ぶ。
- スタッフは、担当の子供達の感情的知識に彼らがいろいろなレベルの影響を与える事から、学習開始に当たって、自らが良い見本となって常に準備ができているよう気持ちの切り替えを行う為の技術を学ぶ。
- スタッフは、感情的知識促進をどのようにしてチームワークにより実現していくかを学ぶ。
- スタッフは、感情的知識を取り入れた会話の仕方と、その技術を矛盾解決に用いる方法を学ぶ。
- スタッフは、子供達にどのようにしてエントレイナーの使い方を教えるかを学ぶ
10. 隔週放課後訓練セッション
第2回研修日の後1ヶ月以内に最低4回の放課後セッションを持ち、先生及びインターナルチャンピオンが、自分の学校でのプログラム進捗状況をモニタリングできるようサポートする。 これ等のミーティングは、クラスと学校の感情的知識の向上・維持を実行する上で非常に大切である。 子供達と一緒になってつくり出そうとするものは、感情的知識向上の為の技術を日常のカリキュラムとして常に使えるようにする事で、何かが起こった特別の時にだけ使えるようにするというものではない。 子供達は、学んだこれ等の技術を、毎日特定の時間に意識的に練習をすべきである。
放課後訓練セッションの目的
- 個々のスタッフが、自分の担当の生徒に対しプログラムを実行する上での必要事項や、これまで直面した問題について討議する。
- 他の参加者の経験から学ぶ機会を与える。
11. クラス全部にエントレイナー設置
子供達が、彼ら自身の練習能力をモニタリングできるようクラス全部にエントレイナーを購入・設置する。
エントレイナー設置の目的
- 全ての子供達が、感情的知識向上の為の練習能力を評価できるようにする。
- プログラムの効果を査定する上で重要な証拠となる、子供達の生理学的データをつくる(厳重な秘守と匿名が必要)。
12. 子供達の為のエントレイナー訓練
学校の生徒全員がエントレイナー訓練を受ける。 これは、5人一組の小さなグループで20分間の訓練を受ける。ひとりひとりの生徒が、コンピューターを使った個人レッスンを受ける。 これは、インターナルチャンピオンの1人とエクスプレスのチームメンバーがサポートして、1週間の間に最低2日間行う。
子供達の為のエントレイナー訓練の目的
- 全ての生徒が、生理学的コントロールをある程度こなせるようにする。
- 全ての生徒に、エントレイナーの使い方とデータの保存の仕方を教える。
- 生徒が、感情の健康管理の為のネットワークを自主的につくれるようにする。
13. コミュニティー・アウトリーチ・プログラムと両親の訓練の夕べ
各学校で最低1人のインターナルチャンピオンが、通常義務の一部を免除され、その時間をアウトリーチ・プログラムに充てられるようにする。 これは、地域社会の感情的知識レベルを高める為、両親の参加を増やす事を目的としている。 我々の経験によると、これを実現するにはいくつかの方法があり、エクスプレスチームがこのプロセスをサポートする。 アウトリーチ・プログラムの重要なものの一つは、両親の訓練の夕べである。
親の訓練は、子供達との共同作業を安定的且つ協力的なものにする為非常に重要である。学校での勉強は、家庭環境により大きく損なわれたり促進されたりする。 従って、地域社会における感情的知識水準を上げることが、このプロジェクトの最終目的でなければならない。 親の訓練は、グループで2回夕方行われる。同年齢の3クラスの生徒の親が一つのグループとなる。 親の積極的参加を出来るだけ容易にする為、子供の世話等を含めたあらゆる努力が払われるべきである。 コミュニティー・アウトリーチ・プログラムは、サザンプトン市に既に存在する隣人パートナーシップ・プログラムと統合する事になる。
両親の訓練の夕べの目的
- 感情が、どのように本人の成長や知性や学習能力に影響を与えるかについての理解を持つ。
- エントレイナーの使い方を習得する事により、アウトリーチ・プログラムを通じて学校及び地域社会がエントレイナーを使えるようにする。
- コミュニケーションにおける感情マネージメントの重要性と同様に、親が自分の子供の感情的知性に様々な影響を与える事を強調する。
- 親は、子供の物の見方をどのように理解するかを学ぶ。
- 子供の成長過程で、年齢と成長過程に応じて、親として何を期待しどのようなサポートができるか学ぶ。
- 自分自身の感情コントロール、特にストレスが高じた状況で、改善につながる幾つかの実行テクニックを学ぶ。
- 家庭内でどのようにして感情コントロール技術を高め、年齢に応じた適切なゲームを通じてその技術をどのようにして他の子供たちに教えるかを学ぶ。
14. ウエブサイトによるサポート
エクスプレス プロジェクトは、地域社会のプロジェクト参加者全員が情報を共有出来る専用のウエブサイトをつくり、幅広いサポートネットワークを確立する。 このウエブサイトを、Nelig.comのような他の関連するウエブサイトにリンクさせる。
ウエブサイトによるサポートの目的
- 情報共有とサポートの為のフォーラムの場を提供する。
- メディアが興味を持つ情報源とする。
- サザンプトン市LEAプロジェクトの成功を、国内・国外に拡げる。
15. データ管理
プロジェクトの効果を立証する事は、投資効果を検証してプロジェクト継続の意義を訴え、
国家的政策にまで持っていく上で必要不可欠である。 従って、プロジェクトの重要な部分の一つは、大学と緊密な共同研究体制をつくり、プロジェクト全体をコントロールグループとして科学的検証を行う事である。 例として、プロジェクト実施学校間のデータ比較で地域差を調べたり、それぞれの学校の歴史的経過データを比較したりする。 加えて、我々はプロジェクトの特定の研究課題を提示し、大学及び大学院の学生に対する研究の機会を提供する。 これ等の研究は、ESR ような基金からの研究助成金を利用する事を前提にしている。
データ管理の目的
- エクスプレス プロジェクトの効果の科学的検証を行う。
- 感情的知識訓練がもたらす改善による利益を証明する。
- プロジェクトのどの内容が学習能力向上に貢献したかの検証を行う。
16. メディア管理
それぞれの学校で、プロジェクト受け入れの環境作りの為、学校の周りに“積極的な情報”を流す方法がある。 これは、プロジェクト開始時点や進行中のプロジェクトに関して、積極的に地方や全国的メディアを活用する事である。 記事の内容については、学校内の個人や学校全体のプロジェクトの成功例に焦点を当てる。
メディア管理の目的
- プロジェクト実施校及びプロジェクト全体に関する情報を積極的に流していく。
- 一般の人達に対してプロジェクト認識をつくり出し、プロジェクト推進に必要な参加スタッフ等を見つける一助にする。
インフラと時間フレーム
サザンプトン市全域にまたがる87校に対し、プログラムの中の14段階のレシピ(処方箋)を実行するには、一定のインフラが必要となる。 この章では、どのようなインフラが必要で、それはどのようにして構築出来るかを説明する。 それぞれの学校で現在進行中のものがどんなに上手くいっても、インフラに対する十分な投資無しにはプロジェクト全体としての成功は難しい。
我々の経験によると、プロジェクトを成功に導く為のインフラ構築の大切な要素は2つあり、それはプロセスの明確さと実行の為の忍耐である。 明確さとは、何を構築するかだけで無くどのように構築するかにおいて非常にはっきりとしたビジョンを持つことが大切である。
エクスプレス プロジェクトにとって、これは費用対効果的で完全独立的で再現性があり、プロジェクトの拡張に伴って反復出来る最小グループ単位とはどのようなものであるかを理解する必要がある。
成功に導くインフラを構築する為に必要な2番目の要素は忍耐である。 プロジェクト拡大に伴って、色々な役割を担当出来る適任者の選択を行われねばならず、それには忍耐が必要とされる。 又、インフラが必要とするインフラサポートを安定させ、それ自身が混乱を生み出さないようにするには忍耐力を持って当たらねばならない。
これらの理由から、エクスプレス プロジェクトは、最初は比較的小さなスケールで、5つの学校区の中の一つ(図1・サザンプトン市)に集中してスタートする事とした。 それぞれの学校区には15~20の学校がある。 我々は最も貧しく最もニーズが高い区で6つの学校を選び、それを1グループとしてスタートした。 (中学校1校とその付属小学校及び幼稚園もしくはそれへの進学小学校及び幼稚園5校)
インフラは、この6校を対象にしたグループにサービス提供が出来るよう構築されている。 これが一旦効果的に動き出すと、その後は学校全体にサービス提供が出来るようインフラを反復構築していく。 その後は、学校全体に構築されたインフラを市全体に拡げていく。 このように、インフラ拡張には2段階あり、ひとつは学校区全体への拡張、そして次は市全体への拡張である。
1つの学校区の1グループ6校を対象にしたインフラ構築に必要なプロセスについて説明し、次に学校区全体に拡張し、最終的には市全体に拡張し、プロジェクトのニーズにどのように対応していくかについて述べる。

1. 6校の為のインフラ
a) プロジェクトディレクター
6つの学校のニーズに取り組む為のインフラ構築の第一歩は、プロジェクトディレクターの任命である。 プロジェクトディレクターは、エクスプレス プロジェクトのレシピの実行を6つのそれぞれの学校で開始し、その展開の中でプロジェクトをサポートする為のインフラ構築の責任を持つ。 彼らはまず自分自身を最初に訓練し、プロジェクト開始に当たっては諸経費を最小限に抑える等幅広い分野での経験と熟練が要求される。
初期の段階では、各部門間のサポートと政治的サポートをつくり、プロジェクト継続の為のサポートを確実にする必要がある。 又、プロジェクトの成功を客観的に測定できるよう、大学との関係を確立する必要がある。
プロジェクトディレクターは、6校が集中している地域に、“隣人パートナーシップ”のような様々の機関との間に協力的リンクをつくる事が必要である。
最初の6校1グループでの成功がエクスプレス プロジェクト全体の成功の鍵を握る為、プロジェクトディレクターにはプロジェクトをゼロからつくり上げる為に必要な幅広い分野で重要な経験を十分につんでいる人を任命しなければならない。 ディレクターは又、6校のプロジェクトに参加する他のスタッフを適切に選択し、訓練する事ができなければならない。
b) 追加スタッフ
6つのそれぞれの学校に14段階のレシピを実行するには、一対一の訓練及びフォローアップサポートが必要で、その為プロジェクトディレクターに加え、ハイレベルのマネージャー(管理者)と6校に対する2人のフルタイムのトレイナーが必要と考えられる。
プロジェクトディレクターとマネージャーは同じ時期に任命する必要があり、最初の6校に対するトレイナーは、プロジェクト開始後6ヶ月以内に採用しなければならない。
このように、プロジェクトディレクターはそれぞれの学校に対し訓練を開始する責任と、6校の為のトレイナーを採用する責任がある。 プロジェクトディレクターは、質の高い水準でエクスプレスプログラムの内容が効果的に実行できるよう、トレイナーを訓練しなければならない。
2人のトレイナーの内1人は(図2の中でT)、グループ内のそれぞれの幼稚園にくっついた小学校で訓練し、他の1人は、小・中学校の訓練により力を入れる。
c) オペレーションに関する事項
2人のトレイナーがプロジェクトディレクターの役割の一部を担い始める事により、ディレクターの役割に変化が起こる。 ディレクターは、質の高い水準を維持できるよう2人のトレイナーを訓練する事により、自分自身でそれぞれの学校に直接コンタクトする仕事が減ってくる。 2人のトレイナーに訓練セッションの殆どを任せられるようになると、ディレクターは6校全体の調整を図ったり、6校に関係する様々な機関と一緒に、プロジェクトを地域社会及び全国的に拡大していくより大きな責任を持つ事になる。
加えてディレクターは、大学と提携してプロジェクト効果のデータ収集を実現すると共に、将来のプロジェクト拡大の為の必要基金を地域的、全国的に行う責任を持つ。
d) インターナルチャンピオン
プロジェクトの最初の12ヶ月が経過すると、各学校毎にインターナルチャンピオンが実践のベストモデルとして誕生してくる。 これらの何人かは、実践の中から彼ら独自の技術を開発する可能性があり、これらの技術に関する学校間での情報及び実践の共有が行われ、プロジェクトの拡大の中で役に立つ可能性がある。
例えば、インターナルチャンピオンの1人は、地域社会の父兄との関わり方において特別の技術を身につけるかも知れず、その技術は市全体に渡ってプロジェクトを拡大する時に特別の機能として助けになる可能性がある。
2. 最初のグループ(6校)での成功に続く学校区への拡大
a) プロジェクト効果の証明
プロジェクトを6校グループから学校区に拡大する前に、プロジェクト開始後の最初の12ヶ月間のプロジェクトの成功を確認する事は、これらの結果がこれ迄の成果のプロフィールをつくるだけで無く、プロジェクトを拡大していく上での基金集めを容易にする事になる。
もし、エクスプレス プロジェクトの最初の12ヶ月間の結果が、明確且つ十分な効果を示さない場合は、レシピを再検討し調整する間、忍耐強くそれ以上のプロジェクト拡大を控える。 これは、サザンプトン市LEAに対し、プロジェクトが明確な結果を示さない限り更なる拡大をしないし、その為の余分な経費も使わない事を約束する事により、サザンプトン市LEAのリスク低減を図るメカニズムを表している。
プロジェクト成功の証拠があり基金もある場合は、6校に対するサービスの為のインフラは1学校区に約16校迄拡張される。(図3参照) それぞれの学校区は図1に示されるように地理的に集中していない場合もあるが、3つの中学校とそれらに進学する小学校、幼稚園に集中している。(図4参照)

b) 追加スタッフ
プロジェクトディレクターは、16校の学校区を対象にしたオペレーションの中心に位置し、新たに10校を追加する為2人のトレイナーが採用される。 トレイナーはそれぞれ約4校を担当し、プロジェクトディレクターとマネージャーが中心となって、学校区におけるそれらの努力を調整する。(図4)この目的は前述したように、経費の最大活用とプロジェクトの費用対効果を実現する事である。
c) スタッフ採用
プロジェクトが最初の1グループ6学校から更に拡大される段階に入ると、新たに必要なスタッフをプロジェクト推進中の学校の中から採用する事が望ましい。 訓練や仕事の中で、熱心さや適性を証明した先生やLSAもしくはアウトリーチ担当スタッフが、学校区における熟練トレイナー候補になる。 彼らの地域社会における知識や経験は、プロジェクト拡大の成功を確実にする上でこの上無く貴重である。 他の選択肢として、プロジェクト効果の査定に関わっている教育心理学者を採用する方法がある。

d) オペレーション関連事項
プロジェクトディレクターは、2人の新しいトレイナーが職務遂行に要求される基準を満たすよう訓練し、彼らが他の3人のチームメンバーと完全に協力し合ってやっていけるようにする。 既存の2人のトレイナーは、スタッフ及び生徒のより難しい問題に取組み、問題解決(トラブルシューティング)を果たす役割により重点を置く。 彼らはプロジェクトマネージャーを補佐し、集めたデータの管理やメディア対策に力を入れる。
プロジェクトディレクターは、16校に対するプロジェクト推進のコーディネイトに力を入れ、チームのトレイナーの1人にプロジェクトコーディネーターに必要な技術をコーチし、市全体にプロジェクトを拡大する段階に備える。 プロジェクトディレクターは、16校が関連するさまざまの機関と協力し合い、大学と連繋し、継続的にプロジェクトを地域的且つ全国的に拡大推進する。
6校から16校へのプロジェクトの拡大は、プロジェクトの効果が十分に検証され16校に拡大する必要な資金の手当てがついた上で、プロジェクト開始後の2年目に行われるべきである。
3.プロジェクトの市全体への拡大
a) プロジェクト効果の検証
何度も述べるが、最初の16校の存在する学校区からプロジェクトを市全体に拡大する前に、明確なプロジェクト効果が検証されなければならないし、サザンプトン市LEAがプロジェクトの価値を費用対効果の観点から認めなければならない。 十分な効果がみられない時は、サザンプトン市LEAは何時でもプロジェクトの拡大をストップできるし、プロジェクト全体の見直しが迫られる。
b) 社会的効果のリサーチ
しかしながら、プロジェクトの市全体への拡大判断をするにあたって、プロジェクト効果を教育環境や成績での改善の観点のみから見るのでは無く、地域社会への社会的影響を見る必要があり、その為さまざまのリサーチが必要とされる。 そのような精力的な社会科学的リサーチは、地域社会全体に対するプロジェクトのもたらす利益を促進するだけで無く、費用対策効果を証明する重要な部分となる。 それらの結果は、感情的知性プロジェクトのリーダーとしてのサザンプトン市のプロフィールをつくり上げるのに役立つ。

c) オペレーション関連事項
サザンプトン市にはおよそ6つの学校区があり、それぞれに約3つの中学校と10~18の小学校と幼稚園がある。 新しい学校区は地域的及び地理的要素を基につくられる。(図5参照)
プロジェクトの大がかりな拡大段階におけるオペレーションの重要課題は、拡大中にレシピの質とグループとしてのまとまりを維持する事である。 これはプロジェクトディレクターの最も重要な任務である。 最初の学校区での成功を市全体に拡大するにあたって、細部にわたる注意力がおろそかになり、地域のイニシアティブや努力、経験を育む事をおろそかにしたりして、最初の学校区で成功した仕事を無にしてはいけない。
d) 追加スタッフ - 規模の経済性
プロジェクトをひとつの学校区から市全体へ拡大するには、より多くのスタッフの採用が必要になる。 そのようなスタッフの拡大は、プロジェクトの品質管理が非常に重要な為、注意深いモニタリングが必要である。 プロジェクトディレクターは、5つの新しい学校区を管理するにあたって2人のプロジェクトコーディネーターと2人のアドミニストレーターをアシスタントとして採用するのが規模の経済性を実現する上で適切だと考えられる。 プロジェクトの対象となる87校は、子供達(生徒)、彼らの両親、それぞれの地域社会でプロジェクトに関わる成人全てを合わせると3万人近くの数にのぼり、プロジェクトを完全に実行するには以下のスタッフが必要となる。
- プロジェクトディレクター: 1人
- プロジェクトコーディネーター: 2人
- トレイナー: 16~20人
- アドミニストレーター: 3人
1学校区で3人のトレイナーがローカルチームをつくり、最初の学校区のプロジェクトに参加した4人のトレイナーの内最低3人が次の5つの学校区のそれぞれの重要な上級トレイナーとなる。(図6参照)
トレイナーはより広い経験を積む為、それが適切な場合は彼らの担当の学校区以外の学校区でも働く機会がある。
この段階では、トレイナーの間で特別の経験が積まれこれらの経験が市全体に拡がる事を期待している。
e) プロジェクトを市全体に拡大するタイミング
市全体への拡大は、この飛躍の為の基金と実行準備が整ったとしてプロジェクトの3年目に行うべきである。 プロジェクトの2年目はプロジェクト効果を示す多くのデータが集められ、サザンプトン市が当プロジェクトを他の市のLEAへプロモートする準備ができる年であると考える。
5つの新しい学校区のそれぞれにおけるプロジェクト実行は、プロジェクトをコーディネイトする上であまりに大きなプレッシャーをかけるべきでないと考える。 学校年中行事日程や、ローカルの問題、質の高いトレイナーの確保や十分な基金が、それぞれの新しい学校区でのプロジェクト実行のタイミングを決定する要素となる。 5つの学校区全てが、3年目にプロジェクトをスタートできる事を期待している。

4. 費用
a) エクスプレスの財務的側面
87校を対象にプロジェクトを完全実行するには子供達(生徒)、両親及び関係する成人、約3万人を巻き込む事になり、その為複数の財源からの十分な基金を必要とする。
プロジェクトは、最初は2人のスタッフを採用して地味なスタートを切るよう構成されている。 プロジェクト開始後6ヶ月以内に更に2人のトレイナーを採用し、これが最初の12~18ヶ月間のチーム全体を構成する。
この時間枠内で十分なプロジェクト効果が認められない場合は、サザンプトン市LEAはこれ以上のプロジェクト拡大を中止し、市民の感情的知識レベル向上の為のレシピを再検討する機会を持つ。 もし、プロジェクト拡大をする為の十分な効果が検証されれば、合計4人のトレイナーで16校を対象にしたプロジェクトの第2段階が実行される。
このようにしてプロジェクト3年目迄のスタッフ数と他の諸経費を抑え、その間に基金の出所先を広げ、確保する為の時間をつくる。
プロジェク拡大の2番目の歯止めは、プロジェクトがひとつの学校区から市全体に拡張される前に起こる。これによりサザンプトン市LEAはプロジェクト進歩状況を検証し、レシピを調整し、プロジェクト全体の方向付けと実行内容を再検討する。
b) 財源
プロジェクトスタートに必要な資金は、市議会、教育委員会理事長、生徒会会長、青少年サービス局、教育心理サービス局及び教育審議会全てによって賄われる事が重要である。 同時に、特にプロジェクトが市全体に拡大される時に関わる他の部門や諸機関に、プロジェクトのプロモートをする事も重要である。
このプロジェクトを6校から学校区、更に市全体にうまく拡大していく為には、多くの資金源を探索し、確保する事が必要である。
地方政府や国家、これ迄慈善事業に関係してきた地元企業やそのつながりのある全国的企業がこれらの資金源の対象となる。 プロジェクトディレクターはサザンプトン市LEAと力を合わせて継続的に資金の確保に努める。
c) 財源モデル
プロジェクト開始の為の資金を賄うには基本的に2通りある。 ひとつはプロジェクト実務の仕事を外部契約で行う方法である。 しかしながら、この方法は真に地域社会との関わりを促進せず、プロジェクトに対する主体性やパートナーシップの意識を植え付けないと強く信じる。 より適切な方法は、バークレイダグラス社とサザンプトン市LEAが協力的ベンチャーを形成し、変化する教育環境の中でそのニーズに柔軟に対応していける、パートナーシップとしての緊密な関係をつくり上げる事である。
プロジェクトの主要経費はスタッフの人件費であるが、インフラ構築に関わる経費(コスト)はこれだけではない事を認識しなければならない。 他の主要経費はコンピューター、ソフトウェア、及び資料である。
初年度の諸経費の約75%は人件費で、2年目、3年目は約60%となる。
人件費と他の経費は別々に考えるべきで、それぞれの基金集めの為の特別の戦略が立てられるべきである。 材料費は市議会の既存の組織力と経験を利用して引き下げられるかも知れないし、コンピューター購入経費も、市議会全体の購買力を利用して削減できるかも知れない。
d) 研究基金
インフラへの直接の投資に加え、学術的研究への基金がESRCのような機関からの交付金や奨励金を通じて集められなければならない。
サザンプトン大学心理学部と教育学部が、当プロジェクトの質的・量的評価の為、学部の学生を参加させる事を予定している。理想的には、それぞれの学校区がプロジェクトの費用対効果を検証し、更にプロジェクトが教育水準、教育成果、健康、感情的知識向上につながるかの研究テーマについて最低1つは取組んだ方がよい。
e) 実際のコスト
まとめ
過去、イギリスでは子供や成人の教育の質を高める多くの試みが行われたが、これらはいずれも途中で消滅してしまった。 多くの“専門的”報告書が書かれ、数知れない教育改善の為の意見が述べられた。 しかしながら、現実には学校では生徒がより大きなプレッシャーの下にあり、先生のモラルは低下し、退学生は全国的に増え、犯罪や暴力は継続して教育制度の中での主要問題となっている。
これに対し、何か打開策をとらなければならないとの認識からサザンプトン市LEAは行動に移ることにした。 教育制度の主要義務を、“コミュニティーの子供と大人が自分自身の価値を守り、そして高め、同様に他人の誇りを守り、そして高める事”として定めた。
この主要義務を果たす為、サザンプトン市LEAは87校をその管理下において感情的知識を改善する事を決定した。
エクスプレス プロジェクトは、サザンプトン市LEAに対し、市に住む多くの子供や大人達の生活に確実に継続的な改善をもたらす為のユニークな機会を与えるものである。
このプロジェクトはただ単に改善の為のより多くの推選をつくる事を目的にしているだけで無く、参加者が実際に感情自身と取組む事を目的としている。 感情的知識の理解を全ての問題解決と考えるのでは無く、感情そのものと取組み、子供と大人にどのように自らの生活の中で感情をコントロールするか、彼らが抱える感情的問題をいかに解決するか、そして自分がそれをできれば、他人も同じようにできるよう助けられる方法は何か、を学ぶ事である。
加えて、サザンプトン市LEAに対して、子供や大人達がどのようにして感情的エネルギーを学校、家庭及び地域社会での生活改善に役立てる事ができるかを述べている。 エクスプレス プロジェクトは物の見方においてユニークで、問題の理解においてユニークで、問題解決の為の幅広い経験においてユニークである。
バークレイダグラス社とサザンプトン市LEAは、お互いの協力の中で市の子供や大人達の生活を改善できると強く信じており、その為のどのような挑戦にも立ち向かっていく事を決意した。
出典資料:Biocom社



